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ドーピング構造から抜け出す B321『食料と人類』(ルース・ドフリース)

ルース・ドフリース (著), 小川敏子 (翻訳) 日本経済新聞出版; New版 (2021/4/2) 息子の勉強の関係で食糧問題に関する本を読ませる必要があり購入。 今年は田んぼをやってみたこともあり、関連がありそうだと思い自分も読んでみた...続きを読む ≫


オノケンは環境主義者になってしまったのか?

「読書記録をみると、ほとんど環境・エコロジーに関するものばかり。オノケンは環境主義者になってしまったのか?」
そう思った方もいるかと思いますが、個人的にはそうではないと思っています。続きを読む ≫


本来性から運命性への転回 B313『暇と退屈の倫理学』(國分 功一郎)

なぜ、ひとは退屈という宿命を負ったのか、千葉雅也のセンスとリズムの関係とともに考察。本来性の罠から逃れる方法とは。続きを読む ≫


人間と動物の差異とは何か B312『生物から見た世界』(ユクスキュル)

ユクスキュルの主著を通じて、『暇と退屈の倫理学』における環世界の取り扱いについて考察し、人間と動物の違いを導く。続きを読む ≫


生きることとリズム B311『センスの哲学』(千葉 雅也)

センスとは何か。センスの裏にあるリズム論から、建築や自然とリズムの関係をティモシー・モートンなどをひいて考察する。続きを読む ≫


ロゴスとピュシス B309『ナチュラリスト:生命を愛でる人』(福岡 伸一)

著者はなぜ、自身の研究室を閉じようとしたのか。ロゴスとピュシス、メンターの存在などをもとに考える。続きを読む ≫


サービスからツールへ B308『 How is Life? ――地球と生きるためのデザイン』(塚本由晴,千葉 学,セン・クアン)

どんな道具やスキルを身につけるかは、環境に対する姿勢そのものを示す。サービスからツールへの転換の本質的な意味とは。続きを読む ≫


イメージの更新 B307『分解の哲学 ―腐敗と発酵をめぐる思考』(藤原辰史)

分解を作用として捉える視点の重要性と、建築における分解の可能性について。続きを読む ≫


可能性の表現 B306『人類堆肥化計画』(東 千茅)

悦びを表現するためにこそ、偽悪的な表現を。環境と言う言葉にまとわりつく、寡欲・清貧なイメージの限界を超えるための論考。続きを読む ≫


想像力を再構成する B304『菌類が世界を救う ; キノコ・カビ・酵母たちの驚異の能力』(マーリン・シェルドレイク)

菌類の世界は知らなかったことばかりだ。菌類は、世界をあるがままに捉えるためにはどういうスタンスが必要か、のヒントを与えてくれる。続きを読む ≫


開かれているということ B301『生きていること』(ティム インゴルド)

ラインとメッシュワークの概念は自分の中で重要な位置を占めることになりそう。アニミズムを自分の言葉に置き換えられる手応えも。続きを読む ≫


探索者であること B300『トイレの話をしよう 〜世界65億人が抱える大問題』(ローズ ジョージ)

ローズ ジョージ (著), 大沢 章子 (翻訳)NHK出版 (2009/9/26) 環境を意識しだしてから、なかなか読む勇気が持てなかった最後の砦、トイレ問題。 いつかは目を向けなければいけないと、重い腰を上げて読んでみた。 本書は装丁から...続きを読む ≫


流れの宿命を引き受けるには B299『生物と無生物のあいだ』(福岡 伸一)

福岡 伸一 (著)講談社 (2007/5/18) てっきり読んだものと思い込んでいたけれども、未読だった。(読んだ内容を忘れてるのかとも考えたけれど、前回のシュレーディンガーについても本書に詳しく書かれていたのでやはり読んでいなかったようだ...続きを読む ≫


建築において遺伝子に相当するものは何か B298『生命とは何か: 物理的にみた生細胞』(シュレーディンガー)

シュレーディンガー (著), 岡 小天 (翻訳), 鎮目 恭夫 (翻訳)岩波書店 (2008/5/16) 本書は1943年にダブリンの高級学術研究で行われた講演をもとに出版されたもの。日本語の翻訳版は1951年、1975年、2008年と三度...続きを読む ≫


農的暮らしという未来 B296『地球再生型生活記 ー土を作り、いのちを巡らす、パーマカルチャーライフデザイン』(四井真治)

四井真治 (著)アノニマ・スタジオ (2023/10/6) 前回の本で著者のことが紹介されていて、以前から興味もあったので購入してみた。 気持ちとしては技術書のようなものを期待していたけれども、どちらかというと思想に関わるものだった。しかし...続きを読む ≫


遠回りも無駄ではなかった B295『線(せん)と管(かん)をつながない 好文×全作の小屋づくり』(中村 好文,吉田 全作)

中村 好文 (著), 吉田 全作 (著)PHP研究所 (2022/6/20) この本は発売してすぐに購入していたけれども、まだ読むタイミングではない気がして、ずっとそのままにしていたもの。 そろそろ、読んでも良いタイミングかと思い手に取って...続きを読む ≫


生命、循環とエントロピー B294『エントロピーから読み解く生物学: めぐりめぐむ わきあがる生命』(佐藤 直樹)

佐藤 直樹 (著)裳華房 (2012/5/20) 循環をエントロピーの視点から捉えたかったのと、生物の循環に対するシステムに大きなヒントがあるはずと考えていたため、本屋で関連がありそうな本を探して見つけたもの。 しかし、本書を読んで分かった...続きを読む ≫


あらゆる循環を司るもの B292『エントロピー (FOR BEGINNERSシリーズ 29) 』(藤田 祐幸,槌田 敦,村上 寛人)

藤田 祐幸 (著), 槌田 敦 (著), 村上 寛人 (イラスト)現代書館 (1985/2/1) こちらも少し前にテンダーさんにお借りしたもの。 若い頃に読んだ同シリーズの本がうまく読めなかったことと、なんとなくエントロピーという概念の射程...続きを読む ≫


システムから選択肢を考える B289『地球のなおし方』(デニス・メドウズ ,ドネラ・H.メドウズ ,枝廣 淳子)

デニス・メドウズ (著), ドネラ・H.メドウズ (著), 枝廣 淳子 (著)ダイヤモンド社 (2005/7/15) 少し前にテンダーさんにお借りした本です。 地球環境に対してどのような選択をするべきか、システム思考をベースに易しく語りかけ...続きを読む ≫


環境とは何かを問い続ける B286『環境建築私論 近代建築の先へ』(小泉雅生)

小泉雅生 (著)建築技術 (2021/4/16) 以前読んだ本の中で気になる言葉に著者のものが多かったので読んでみた。 内部構造から外部環境へ 著者は、現代主流になりつつある環境建築の多くが、建築という箱をどうつくるかという外部と分断した内...続きを読む ≫